こんにちは。コメアオです。
今回のブログのテーマは、『フィリピン政府による新型コロナに対するメトロマニラの対応経緯は?』についてです。
日本では新型コロナウイルスの感染者数が増加していき2020年4月7日に首都圏を中心に緊急事態宣言が発令され4月16日には全国に発令されました。緊急事態宣言が発令された事によりレストラン等のお店は休業を要請されました。
また人々の移動は制限され不要不急の外出は避ける為に多くの方々が自宅で過ごす事になりました。その甲斐もあって新型コロナウイルスに感染する方々が減少して5月25日に緊急事態宣言は解除されました。4月7日に首都圏に緊急事態宣言が発令されてから48日後の事でした。
自粛期間中には政府が閣議決定をして国民に一律10万円の給付金を支給したり中小企業には200万円、個人事業主には100万円を持続化給付金として支給しました。またアベノマスクを1世帯に2枚配布したりもしました。
しかし一時は治っていたかに見えた新型コロナですが7月に入り東京都を中心に感染者数が増加し始めました。以前と比べて検査数も増加しているので感染者数も増加していますがこのままでは治る気配は見られず第2波が訪れているのか懸念されています。
ではフィリピン政府は新型コロナに対するメトロマニラの対応や対策をしているのか早速見ていきましょう。
ECQ
ECQとはEnhanced Community Quarantineの意味で強化されたコミュニティ隔離の事です。ECQ下では人々は自宅に滞在する事を余儀なくされバスやジープニー等の交通機関は全て運行停止です。
フィリピンでは新型コロナウイルスの感染者が増加をし始めた2020年3月15日にメトロマニラ首都圏を3月17日にルソン島全体をロックダウンしました。
ロックダウン前にはメトロマニラ首都圏に住んでいた大勢の人が田舎に戻ろうとした為、道路は渋滞してバスターミナルには長い行列が出来ました。ロックダウン後はフィリピンの中でも特に多くの人が働いているマカティから人が居なくなりました。
またバスやジープニーの交通機関の運行は全て停止になった為に今までの風景とは一変してマカティ市内はゴーストタウン状態になりました。
メトロマニラが封鎖された最初の日曜日のマカティのブエンディア通り。
人や車はほとんどいない。
結構な人が封鎖される前に田舎に戻ったからだ。フィリピンでは現在コロナに感染した方が100人を超えた。
これ以上広がらないように1人1人がマスクをしたり手を洗ったりできる事はしないとな。 pic.twitter.com/SHn1DHvQm4
— フィリピン在住のコメアオです。 (@komeao22) March 15, 2020
これにより3月16日から現在に至るまでテレワークをしています。テレワークのメリットやデメリットについてまとめてありますのでご参照ください。
MECQ
MECQとはModified Enhanced Community Quarantineの意味で修正された強化されたコミュニティ隔離の事です。MECQ下では人々は自宅に滞在する事を余儀なくされバスやジープニー等の交通機関は全て運行停止ですが、エクササイズの為に2メートル以上離れる等の条件下でのジョギングは認められています。また最大5人まで集まる事も認められています。
5月16日にメトロマニラ首都圏はMECQ下になりました。MECQ下は5月31日まで15日間続きました。
ただ人々は自宅に滞在で交通機関も運行を停止しているのでECQ下と状況はほぼ一緒です。モールに買い出しに行ってもモール内に入れる人数は制限されているので1時間以上待たされました。
またグロリエッタに買い出しに入ろうとしたら検疫パスの書類が無かった為に中に入る事を許されませんでした。
MECQになってもECQと同じようにモール内に入る人数が制限されているためたくさんの人が食料の買い出しをする為に並んでいました。
フィリピンのマカティにある
Cash &Carry
にマスクと食料買い出しに来たら入場規制がかかっている😱つい1週間前までは普通の生活ができてたのに、コロナウイルスの感染が広がったから生活が変わってしまった。 pic.twitter.com/UZpQWxuem7
— フィリピン在住のコメアオです。 (@komeao22) March 21, 2020
GCQ
GCQとはGeneral Community Quarantineの意味で一般的なコミュニティ隔離の事です。GCQ下になるとECQまたはMECQとは違い病気になりやすい高齢者や若者以外の人々は自宅から外出する事が許可されモール内にあるお店やレストランが席を空けたり消毒をしたり等の条件下で再開しました。
交通機関も一部のバスやジープニーは運行を認められて再開していますがまだ一部しか認められていません。
6月1日からメトロマニラ首都圏はGCQの下で生活や仕事をしていますが先日7月15日にフィリピン政府から7月31日までメトロマニラはGCQを継続するという発表がありました。これで6月1日から7月31日までの2ヶ月間GCQが確定しました。
現在フィリピンでは新型コロナの感染に歯止めがかかっておらず感染者数が増加しています。フィリピン大学の専門家によるとこのままいくと7月末までに8万人を突破する可能性があると言われています。
フィリピン大学の専門家によるとフィリピンでの新型コロナの感染者数は7月末までに8万人を突破する可能性がある。ドゥテルテ大統領のどういう判断をするんだろう。withコロナで経済を回す?
80k COVID-19 cases in Philippines seen by end of July —UP expert https://t.co/fizwrobVn4 via @gmanews— フィリピン在住のコメアオです。 (@komeao22) July 13, 2020
そしてコメアオが住んでいるコンドーでも遂に新型コロナに感染してしまった方が出てしましました。
関連記事:
フィリピンで住んでいるマンションから新型コロナ感染者が出てしまった
MGCQ
MGCQとはModified General Community Quarantineの意味で修正された一般的なコミュニティ隔離の事です。MGCQ下になると人々の移動に制限は無いし交通機関も人と人との間隔を開ければ通常通り運行する事ができる様になります。
メトロマニラでは3月15日にロックダウンになりECQになったからはまだ一度もMGCQにはなっていませんが、メトロマニラ首都圏やセブ市から離れている地域ではMGCQになっています。
まとめ
メトロマニラでは2020年3月15日から5月15日までECQになり5月15日から5月31日までMECQになり6月1日から7月31日までGCQになっています。
この状況下の中で多くのお店やレストランが再開をしていて注文されたメニューをデリバリーしていますが3月15日前のようにお客さんが戻らず中にはたたんでいるお店も多くあります。フィリピンに限った事では無く日本やアメリカなど世界中で同じ事が起きています。
新型コロナに感染しない様に1人1人が最新の注意を払って行動して少しでも感染者数を減らすようにしてロックダウン前の今までの様に気軽に食事や買い物や旅行に出かけられる様になったら良いと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回のテーマは、『フィリピン政府による新型コロナに対するメトロマニラの対応経緯は?』についてでした。
いかがだったでしょうか。
次回のテーマは、『フィリピンで株に投資をする為に日常生活で行っている3つの事』についてでした。
Have a nice day!
ブログランキングに参加しています。
順位の確認はこちらからです。