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【フィリピン株】IDCの2021年1-9月期の決算

IDCの2021年1-9月期の決算

2021年9月30日時点の業績は、2020年9月30日時点と比較して売上高は、29.67%減少しました。売上高が減少しているのは、会計基準の変更に伴うものです。

売上原価は、47.88%減少しました。売上高の減少にともない、売上原価も減少しました。

一般管理費は、5.62%減少しました。当社は引き続き事業を拡大しました。一方、原価や経費を効果的に管理するための管理策を実施しました。この結果、一般管理費は減少しました。

金融収益は、98.91%減少しました。金融収益には、社内融資制度による売上から得られる受取利息が含まれます。しかし、当社の売上高の大部分は銀行借入によるものです。そのため、金融収支は減少しています。

金融費用は、24.64%増加しました。これは、当四半期中に開発ローンのトランシェを解放したことにより増加した銀行利息に関連するものです。また、短期クレジットラインを引き下げたことにより、支払利息が発生しました。

その他営業利益は、8.28%減少しました。2021年に賃貸料収入が減少しました。また、2020年に債務不履行による解約があり、それに伴う回収金の没収があったため、昨年は当社への収入となりました。

 

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IDCの2021年1-9月期の財務状況

2021年9月30日時点の財務状態を2020年12月31日時点と比較した場合、キャッシュは、55.83%減少しました。当四半期は、Miramontiの建設がスピードアップしました。Primavera City Phase 1も同様に、第3四半期に売上を達成するよう工事を加速しています。これらの要因により、現金・預金および現金同等物は減少しました。           

契約資産残高は、53.69%増加しました。契約資産とは、建設中のプロジェクトの販売にともなう債権をさします。当四半期においては、Primavera City Phase 2およびMiramonti Green Residences Phase 1の売却に より、追加的な売上債権が発生しました。この結果、契約資産残高が増加しました。

営業債権及びその他の流動債権は、50.50%減少しました。Primavera City Phase 1の債権回収、およびエンドユーザー向け銀行融資による収入により、営業債権およびその他の流動債権が減少しました。

販売用不動産48.54%増加しました。販売用不動産の増加は、Primavera City第2期およびMiramonti Green Residences第1期の建設に要した費用(純額)によるものです。

関連当事者への貸付金は、9.23%増加しました。関係会社間取引により、貸付金が増加しました。

前払い金およびその他の流動資産は、35.08%増加しました。当期、IDCは所有権移転にかかる源泉徴収税および開発者税を支払いました。これらの源泉税および開発事業税は控除対象税であり、前払い金およびその他の流動資産の増加の原因となりました。また、累積投入税額も増加の要因となっています。

有形固定資産は、6.07%減少しました。減価償却費により、有形固定資産勘定が減少しました。

関連会社・子会社への投資は、2.63%減少しました。関連会社からの立替金により、関連会社・子会社投資勘定が減少した。

その他固定資産は、1.27%減少しました。預金の払い戻しにより、その他の固定資産勘定が減少しました。

仕入債務およびその他の流動負債は、36.59%増加しました。進行中のプロジェクトであるプリマベラ・シティ第2期及びミラモンティ・グリーン・レジデンス第1期の建設にかかる費用により、売上高及びその他の流動資産が増加しました。

1年内返済予定の借入金は、28.07%減少しました。銀行借入の返済が進んだことにより、借入金が減少しました。

借入金(非流動部分)は、43.18%増加しました。銀行開発ローンのトランシェリリースにより増加しました。

利益剰余金は、5.87%増加しました。当四半期において2,827万7,247ペソの利益を計上したことにより、利益剰余金が増加しました。

 

IDCの2021年1-9月期の連結キャッシュ・フロー計算書

営業活動に使用した現金・預金および現金同等物は、2021年9月末時点で、6,000万ペソでした。営業活動によるキャッシュ・フローは会社の本業を示す部分なので、プラスになっているのが望ましいです。

投資活動に使用した現金・預金および現金同等物は、2021年9月末時点で180万ペソでした。投資活動によるキャッシュ・フローは成長に向けて積極的に投資を続けている会社であれば、マイナスとなるのでマイナスになっているのが望ましいです。

財務活動に使用した現金・預金および現金同等物は、2021年9月末時点で620万ペソでした。財務活動によるキャッシュ・フローがプラスの場合は、設備投資などのために借入れを行っています。財務活動によるキャッシュ・フローがマイナスの場合は、借入金の返済を行っています。

 

IDCの2021年1-9月期の経営状態

売上高総利益率は販売する品物や提供するサービスの利益率のことです。業種によって違いはありますが20%以上を目安としています。

売上高営業利益率とは、売上高に対する営業利益の割合を表す指標です。業種によって違いはありますが10%以上を目安としています。

自己資本利益率 (ROE)は自己資本を活用して利益をどれくらい計上できたかを見る指標です。10%以上を目安としています。

総資産利益率 (ROA)は、資産全体に対して、どれだけの利益が生み出されているのかを計る指標です。5%以上を目安としています。

売上総利益率:   59.24%
売上高営業利益率:   23.33%
ROE:   3.20%
ROA:   1.04%

自己資本比率は、比率が高いほど、企業が必要な資産を最小限の負債で効率的に調達していることを示しています。業種により比率は違いますが、30%以上は良好です。

流動比率とは、すぐに現金化できる流動資産がどれくらいあるかを示しています。130~150%ほどが通常で100%を切っていたら、危険水域です。

当座比率が100%以上あれば、短期債務返済能力は十分あるものと判断することができます。

負債比率は、負債比率は、企業の資産のうち負債によって賄われているものの割合を示す財務比率です。100%を超えると借金への依存度が高くなります。

固定比率は、自己資本に対する固定資産の割合のことです。100%が基準となり100%を超えると借金で固定資産を調達しています。

固定長期適合率は、数値が低ければ安全性があり、100%を超えると資金繰りが苦しいです。

自己資本比率:   32.63%
流動比率:   178.25%
当座比率 :  90.31%
負債比率:   206.49%
固定比率 :  63.73%
固定長期適合率:   37.42%

キャッシュフローマージンは、売上がどれくらい効率的にキャッシュフローを稼いでいるかを示す指標で、15%以上を目安としています。

利益構成比率は、営業キャッシュフローにおける利益と減価償却費の割合を見る指標で、低い方が安定的なキャッシュフローを見込めます。目安は50%以下です。

キャッシュフローマージン:   -24.28%
利益構成比率:   91.68%

 

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IDCの株価

企業名: Italpinas Development Corporation (IDC)
セクター: 中小・新興ボード(SME)
サブセクター: 中小・新興ボード(SME)
時価総額: 6億6,734万2,922.70ペソ(2022年2月3日付)
浮動株比率:  42.69%
* 2022年12月からは、指数への組み入れに必要な浮動株比率が20%に引き上げられます。
したがって、当サイトでは20%を下回る場合は低いと判断しています。

EPS:   0.07ペソ
BPS:   2.04ペソ
PER:   11.56倍
PBR:  0.51倍

IDCは、建築設計、市場・人口統計戦略、プロジェクト開発、販売に関する知識を用いて、不動産開発事業を行うことを主な目的としています。

IDCの週足チャートは、2017年末に6.66ペソの最高値を付けた後、下落を続け、現在最安値付近を推移していて、全ての移動平均線を下回っています。株価のサポートは0.96ペソ、レジスタンスは1.78ペソです。

 

まとめ

IDCの2021年1-9月期の決算内容は、売上総利益率は59.24%、売上高営業利益率は23.33%でした。売上総利益率、売上高営業利益率は高く効率よく利益を出せています。ROEは3.20%、ROAは1.04%でした。株主資本、資産全体から利益を生み出せていません。

自己資本比率は32.63%、流動比率は178.25%、当座比率は90.31%、負債比率は206.49%、固定比率は63.73%、固定長期適合率は37.42%でした。自己資本比率は高く、流動資産もありますが、短期債務返済能力は十分ありません。借金への依存度が高いですが、資金繰りが苦しい状況ではありません。

キャッシュフローマージンは-24.28%、利益構成比率は91.68%でした。売上げから効率よく稼いでおらず、安定的なキャッシュフローが見込めません。

EPSは0.07ペソ、BPSは2.04ペソでした。EPSは前年同期を上回っていますが、BPSは前四半期を下回っています。PERは11.56倍、PBRは0.51倍でした。株価はやや割高です。

経営状態と株価を総合的に見ると、5段階評価 (S, A, B, C, D)はBランクで普通です。

 

ランク

上記まとめの16項目 (各1ポイント)を元にランク付けしました。
過去に自己分析した銘柄も記載しています。

IDCと同セクター:中小・新興ボード(SME)、同サブセクター:中小・新興ボード(SME)は、
MMがあります。

S 非常に良い (13~ )
16.
15.
14. NIKL, EAGLE
13. SCC, EMP

A 良い (10~12)
12. CNPF, GMA7, FGEN
11. MPI, TEL, CHP
10. MONDE, AGI, FB, WLCON

B 普通 (7~9)
9. FLI, RLC, AEV, DNL
8. PGOLD, CNVRG, VLL, AP, ACEN, IDC
7. JFC, ALI, AC, SSI, MM, MEDIC, GLO, PX

C 悪い (4~6)
6. SM, CLI
5. AREIT, BDO, MWC
4. BLOOM, APX

D 非常に悪い (0~3)
3. ALLDY, PHR, ABS
2. DITO, PHA, 2GO, MWIDE, MAC
1.
0. CEB


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