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【フィリピン株】VLLの2020年度と2021年第1四半期の決算

VLLの2020年度の決算

当社は、2020年度の不動産販売による収益は、前年同期の328億2,790万ペソから34%減少して218億60万ペソを計上しました。これは主に、2020年3月16日に実施された建設活動を禁止する強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)により、販売した棚卸資産全体の完成度が低下したためです。賃貸収入は、77億4,840万ペソから7%減少して71億9,670万ペソとなりました。この減少は主に、2020年3月16日からのロックダウン期間中にモールが閉鎖されたことによるものです。営業貸付金および投資有価証券からの受取利息は、2019年の20億8,570万ペソから1%減の20億6,550万ペソになりました。この減少は主に、投資からの受取利息が減少したことによるものです。

コストおよび費用は、2019年の272億5,560万ペソから23%減少して2020年は211億560万ペソとなりました。不動産販売原価は、2019年の157億6,850万ペソから24%減少して2020年は120億2,070万ペソとなりました。営業費用は、2019年の114億8,710万ペソから、21%減少して2020年は90億8,490万ペソとなりました。利息およびその他の財務費用は、2019年の35億6,790万ペソから11%増加して2020年は39億7,190万ペソに増加しました。この主な要因は、2019年12月に取得したローンからの利息を通期で計上したことによるものです。

純利益は、2019年の116億920万ペソから45%減少して2020年は63億8,660万ペソになりました。

 

VLLの2020年度の財務状況

2020年12月31日現在の総資産は、2019年12月31日の2,725億3,860万ペソに対し、4%増加して2020年は2,840億5,680万ペソでした。これは以下の要因によるものです。

現金・預金および現金同等物は、2019年の479億4,820万ペソから3%増加して2020年は495億9,600万ペソとなりました。これは主に、現金収支改善策、特に資本支出の削減によるものです。非流動部分を含む受取債権は、2019年の578億3,360万ペソから12%増加して2020年は646億2,780万ペソとなりました。有形固定資産は、2019年の25億4,730万ペソから9%減少して2020年は23億550万ペソとなりました。投資不動産は、2019年の1,014億349万ペソから4%増加して2020年は1,058億7,290万ペソとなりました。

2020年12月31日現在の負債総額は、2019年12月31日の1,725億8,600万ペソに対し、3%増加して1,783億7,710万ペソとなりました。これは以下の要因によるものです。

買掛金及びその他の債務は、2019年の131億6,410万ペソから27%増加して、167億7,030万ペソとなりました。これは、政府による検疫制限のためにプロジェクトの完了が通常よりも長期化したことにより、仕入債務などが増加したことによるものです。非流動部分を含む支払手形は、2019年の931億9,020万ペソから6%増加し、2020年は990億360万ペソとなりました。これはドル債を発行したことによるものです。非流動部分を含む銀行ローンは、主に年度内の決済により、2019年の471億7,510万ペソから10%減少して2020年は423億7,510万ペソとなりました。非流動部分を含む借入金は、販売した債権の増加により、2019年の34億500万ペソから27%増加して2020年は43億2,190万ペソとなりました。繰延税金負債は、2019年の35億2,350万ペソから9%増加して2020年は38億3,760万ペソとなりました。その他の固定負債は、2019年の44億3,420万ペソから、25%増加して2020年は55億5,110万ペソとなりました。

株主資本合計は、純利益の計上と非支配持分の増加により、2019年の999億5,270万ペソから6%増加して2020年は1,056億7,960万ペソとなりました。

 

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VLLの2020年度の連結キャッシュ・フロー計算書

2020年の営業活動によるキャッシュフローは2019年の44億5,831万ペソから163%増加して117億4,007万ペソでした。投資活動に使用した現金は2019年の211億996万ペソから47%減少して112億4,821万ペソでした。財務活動によるキャッシュ・フローは、2019年の105億6,947万ペソから163%減少して66億4,815万ペソとなりました。

 

VLLの2020年度の経営状態

自己資本比率は、比率が高いほど、企業が必要な資産を最小限の負債で効率的に調達していることを示しています。業種により比率は違いますが、50%以上は良好です。
負債比率は、負債比率は、企業の資産のうち負債によって賄われているものの割合を示す財務比率です。100%を超えると借金への依存度が高くなります。
固定比率は、自己資本に対する固定資産の割合のことです。100%が基準となり100%を超えると借金で固定資産を調達しています。
固定長期適合率は、数値が低ければ安全性があり、100%を超えると資金繰りが苦しいです。

自己資本比率 37.20%
負債比率 168.79%
固定比率 159.52%
固定長期適合率 68.10%

VLLは、自己資本比率は30%を超えているのでまずまずですが、負債比率、固定比率共に100を超えており借金への依存度が高いと言えます。固定長期適合率は、100%を切っているので短期借入金への依存度は低いです。2020年度の経営状態は普通であると言えます。

 

VLLの2021年第1四半期の決算

2021 年第1四半期の不動産販売の収益は 62億5,100 万ペソで、2020 年第1四半期の 72億ペソから 13%減少しました。これは主に、2020年3月から実施されている地域隔離により、最も厳しい地域での建設活動が禁止されたため、販売した棚卸資産全体の完成率が低下したためです。賃貸収入は、前年同四半期の21億9,800万ペソから9%減少し、20億100万ペソとなりました。この減少は、主に、2020年3月以降、コミュニティの隔離が継続されていることによるものです。営業貸付金および投資有価証券からの受取利息は、前年同四半期の5億1,700万ペソから 21%増加して、2021 年第1四半期は6億2,300万ペソとなりました。

2021 年第1四半期のコストと費用は、前年同四半期の64億3,600万ペソから17%減少して、53億7,100万ペソとなりました。不動産販売原価は、前年同四半期の37億4,300万ペソから20%減少して、29億9,200万ペソとなりました。これは主に、ビスタランド社の事業部門全体の売上高が減少したことによるものです。営業費用は、2020 年第 1 四半期の 26億9,300万ペソから 12%減少して2021 年 第 1 四半期は23億7900万ペソとなりました。利息およびその他の財務費用は、前年同四半期の9,360万ペソから42%増加して2021 年第1四半期は 13億3,300万ペソとなりました。法人税等の調整額は、前年同四半期の4億5,400万ペソから13%減少して、2021 年 第 1 四半期は3億9,700万ペソとなりました。

当期純利益は、前年同四半期の24億3,900万ペソから、14%減少して2021 年 第 1 四半期は21億100万ペソになりました。

 

VLLの2021年第1四半期の財務状況

2021年3月31日時点の総資産は、2020年12月31日時点の2,840億5,700万ペソに対し、1%増加の2,819億7,600万ペソとなりました。これは以下の要因によるものです。

現金・預金および現金同等物(短期・長期投資および償却原価法による投資を含む)は、前年同四半期の495億9,600万ペソから2021 年第1四半期は476億3万ペソに減少しました。これは主に、当年度の負債返済によるものです。不動産棚卸資産は、前年同四半期の443億7,100万ペソから9%減少して、2021 年第1四半期は401億8,100万ペソになりました。有形固定資産は、前年同四半期の23億600万ペソから、2021 年第1四半期は23億2,600万ペソへと1%の微増となりました。投資不動産は、前年同四半期の1,058億7,300万ペソから1%増加して、2021 年第1四半期は1,074億3,900万ペソとなりました。

2021年3月31日時点の負債総額は、2029年12月31日時点の1,783億7,700万ペソに対し、2%減少して1,741億9,800万ペソとなりました。これは以下によるものです。

買掛金およびその他の債務は、前年同四半期の167億7,000万ペソから2021 年第1四半期は130億1,300万ペソとなっています。支払手形(1年以内返済予定分を含む)は、前年同四半期の990億400万ペソから1%減少して、983億800万ペソとなりました。銀行借入(1年以内返済予定分を含む)は、前年同四半期の423億7,400万ペソから1%増加して、428億3,900万ペソとなりました。繰延税金負債は、前年同四半期の38億3,800万ペソから7%増加して、2021 年第1四半期は41億200万ペソとなりました。その他の固定負債は、前年同四半期の55億5,100万ペソから10%減少して、前年同四半期の49億8,200万ペソになりました。

株主資本合計は、2020年12月31日時点の1,056億8,000万ペソから2021年3月31日時点の1,077億7,800万ペソへと2%増加しました。

 

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VLLの2021年第1四半期の連結キャッシュ・フロー計算書

2021年第1四半期の営業活動によるキャッシュフローが2020年第1四半期はマイナスだったのに対し今四半期はプラスになっています。これは現金収入だけで営業活動の支出をカバーできています。投資活動に使用した現金は2019年の5,000万ペソから548%増加して12億1,300万ペソでした。財務活動によるキャッシュ・フローは、2019年の33億5,400万ペソから44%増加して19億6,200万ペソとなりました。

 

VLLの2021年第1四半期の経営状態

自己資本比率は、比率が高いほど、企業が必要な資産を最小限の負債で効率的に調達していることを示しています。業種により比率は違いますが、50%以上は良好です。
負債比率は、負債比率は、企業の資産のうち負債によって賄われているものの割合を示す財務比率です。100%を超えると借金への依存度が高くなります。
固定比率は、自己資本に対する固定資産の割合のことです。100%が基準となり100%を超えると借金で固定資産を調達しています。
固定長期適合率は、数値が低ければ安全性があり、100%を超えると資金繰りが苦しいです。

自己資本比率 38.22%
負債比率 161.63%
固定比率 150.58%
固定長期適合率 64.75%

VLLは、自己資本比率は30%を超えているのでまずまずですが、負債比率、固定比率共に100を超えており借金への依存度が高いと言えます。2020年度と比べると若干比率が減少しています。固定長期適合率は、100%を切っているので短期借入金への依存度は低いです。2020年度の経営状態は普通であると言えます。

 

VLLの株価

企業名: Vista Land & Lifescapes, Inc. (VLL)
セクター: 不動産
サブセクター: 不動産
時価総額: 454億5,886万7,480.08ペソペソ(2021年7月19日付)
BPS: 8.32ペソ
EPS: 0.50ペソ
PER: 7.16倍
PBR: 0.43倍
ROE: 6.04%

VLLは、住宅分譲地の開発や住宅・マンションの建設を手掛けるビスタグループの持株会社として、2007年2月28日に設立されました。水平型と垂直型のセグメントでは、住宅用地や住宅、高層マンションの開発・販売を行っています。商業部門では、フィリピン全土のショッピングモールや商業センター、ビジネスプロセスアウトソーシング業界向けのビルの開発、リース、管理を行っています。

VLLの週足チャートは、年初から下落をしており20週移動平均線が50週移動平均線をデッドクロスしました。またMACDも青い線が赤い線を上から下にデッドクロスしました。このことからしばらくは下落傾向が続きそうです。株価のサポートは3.43ペソ、レジスタンスは3.99ペソです。

2つの計算方式で適正株価を計算した所、
7.50ペソ、株価が7.50ペソの場合のPBRは0.90、上昇余地 は109.50%
9.16ペソ、株価が9.16ペソの場合のPBRは1.1、上昇余地は110.89%
と結果が出ました。またVLLのPERは7.16倍、PBRは0.43倍であることから割安です。

 

まとめ

VLLの2020年度と2021年度第1四半期の決算は他の企業と同様にパンデミックによる影響でよくありませんでした。しかし全国のオフィス需要は、2021年第1四半期から、第2四半期には38%増加していることから需要が戻ってきていると見ています。VLLの自己資本比率は2020年度より2021年第1四半期の方が高くなっています。一方、負債比率、固定比率は高いですが、2020年度と比べると若干比率が減少しているので借金への依存度が若干減少したと言えます。固定長期適合率は、100%を切っているので短期借入金への依存度は低く、直ぐに経営が行き詰まるということはなさそうです。現在のVLLの経営状態は普通であると言えます。VLLの最高値である8.59ペソを下回っている事から常に割安のレベルで推移していることから現在の価格は買いである事がいえます。

 

 

 

 

 


今や英語は世界共通語です。フィリピンでは英語は公用語の1つとして学校で教えています。大半のフィリピン人は英語を話す事ができるので、レアジョブにはフィリピン人講師が多数在籍しています。英語を上達させるには習得したワードやセンテンスを使って話す事が大事です。
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