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【フィリピン株】VLLの2021年上半期の決算

VLLの2021年上半期の決算


2021年上半期の不動産販売収入は111億1,300万ペソとなり、前年同期の127億7,300万ペソから13%減少しました。これは主に、検疫が実施され、最も厳しい検疫状況にある一部の地域で建設活動が停滞したことにより、販売した在庫全体の完成率が低下したことによるものです。
賃貸料収入は、前年同期の34億3,300万ペソから6%増加して、36億4,000万ペソとなりました。これは主に、大部分が新規開業の商業施設や、現在のテナントミックスの恩恵を受けている既存の商業資産が貢献したことによるものです。

割賦契約債権および投資からの受取利息は、前年同期の10億500万ペソから4%減少して9,660万ペソとなりました。これは主に、当社の購入者のほとんどが銀行口座を持っているため、割賦契約債権からの受取利息が32%減少し、2,110万ペソとなったことによるものです。

駐車場、ホテル、没収金、モールの管理費および処理費などの収入は、前年同期の11億300万ペソから5%増加して、11億5,600万ペソとなりました。これは主に、ホテル事業からの収入が23%増加して3,800万ペソ、駐車場料金が3%増加して11億5,600万ペソとなったことによるものです。

コストおよび費用は、前年同期の113億3,200万ペソから13%減少して、98億700万ペソとなりました。

利息およびその他の財務費用は、前年同期の27億3,300万ペソから4%減少して 25億8,500万ペソとなりました。この増加は、主に当期の資本金が増加したことによるものです。

法人税等調整額は、前年同期の 7,030万ペソから 8%減少して、6,500万ペソとなりました。これは主に、当期の課税ベースが低かったことによるものです。

当期純利益は、前年同期の 38億4,000万ペソから9%増加して35億3,600万ペソとなりました。

 

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VLLの2021年上半期の財務状況

2021年6月30日時点の総資産は、2020年12月31日時点の2,840億5,700万ペソから6%増加して、3,010億8,400万ペソとなりました。

2021年6月30日時点の負債総額は、2020年12月31日時点の1,783億7,700万ペソから7%増加して1,915億5,700万ペソとなりました。

2021年6月30日時点の株主資本合計は、当期純利益の計上などにより、2020年12月31日時点の1,056億8,000万ペソから4%増加して1,095億2,900万ペソとなりました。

 

VLLの2021年上半期の連結キャッシュ・フロー計算書

営業活動による連結キャッシュ・フローは、2021年6月30日時点で17億2,200万ペソとなりました。営業活動によるキャッシュ・フローは会社の本業を示す部分なので、プラスになっているのが望ましいです。

投資活動による連結キャッシュ・フローは、16億200万ペソでした。投資活動によるキャッシュ・フローは成長に向けて積極的に投資を続けている会社であれば、マイナスとなるのでマイナスになっているのが望ましいです。

財務活動によるキャッシュ・フローは、2021年6月30日時点で67億2,000万ペソとなりました。財務活動によるキャッシュ・フローがプラスの場合は、設備投資などのために借入れを行っています。財務活動によるキャッシュ・フローがマイナスの場合は、借入金の返済を行っています。

 

VLLの2021年上半期の経営状態

売上高総利益率は販売する品物や提供するサービスの利益率のことです。業種によって違いはありますが20%以上を目安としています。
売上高営業利益率とは、売上高に対する営業利益の割合を表す指標です。業種によって違いはありますが10%以上を目安としています。
自己資本利益率 (ROE)は自己資本を活用して利益をどれくらい計上できたかを見る指標です。10%以上を目安としています。
総資産利益率 (ROA)は、資産全体に対して、どれだけの利益が生み出されているのかを計る指標です。5%以上を目安としています。

売上総利益率:   35.24%
売上高営業利益率:   7.74%
ROE:   3.51%
ROA:   1.28%

自己資本比率は、比率が高いほど、企業が必要な資産を最小限の負債で効率的に調達していることを示しています。業種により比率は違いますが、30%以上は良好です。
流動比率とは、すぐに現金化できる流動資産がどれくらいあるかを示しています。130~150%ほどが通常で100%を切っていたら、危険水域です。
当座比率が100%以上あれば、短期債務返済能力は十分あるものと判断することができます。
負債比率は、負債比率は、企業の資産のうち負債によって賄われているものの割合を示す財務比率です。100%を超えると借金への依存度が高くなります。
固定比率は、自己資本に対する固定資産の割合のことです。100%が基準となり100%を超えると借金で固定資産を調達しています。
固定長期適合率は、数値が低ければ安全性があり、100%を超えると資金繰りが苦しいです。

自己資本比率:   36.38%
流動比率:   296.04%
当座比率 :  53.98%
負債比率:   195.41%
固定比率 :  148.99%
固定長期適合率:   64.12%

キャッシュフローマージンは、売上がどれくらい効率的にキャッシュフローを稼いでいるかを示す指標で、15%以上を目安としています。
利益構成比率は、営業キャッシュフローにおける利益と減価償却費の割合を見る指標で、低い方が安定的なキャッシュフローを見込めます。目安は50%以下です。

キャッシュフローマージン:   -10.20%
利益構成比率:   76.28%

 

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VLLの株価

企業名: Vista Land & Lifescapes, Inc. (VLL)
セクター: 不動産
サブセクター: 不動産
時価総額: 446億9,698万7,019.52ペソ(2021年9月2日付)
EPS:   0.267ペソ
BPS:   8.63ペソ
PER:   6.61倍
PBR:   0.41倍

VLLは、住宅分譲地の開発や住宅・マンションの建設を手掛けるビスタグループの持株会社として、2007年2月28日に設立されました。VLLグループは、水平方向、垂直方向、商業その他のセグメントに分かれています。

VLLの週足チャートは、全ての移動平均線を下回っていますが、MACDは青い線が赤い線を下から上にクロスオーバーしました。またRSIも上を向いている事からダブルボトムを形成して上昇相場に転じる可能性があります。株価のサポートは3.37ペソ、レジスタンスは3.99ペソです。

 

まとめ

VLLの2021年上半期の決算内容は、売上総利益率は 35.24%、売上高営業利益率は7.74%でした。営業利益率はやや低い結果でした。ROEは3.51%、ROAは 1.28%でした。資産を上手く活用できていません。

自己資本比率は36.38%、流動比率は296.04%、当座比率は53.98%、負債比率は195.41%、固定比率は148.99%、固定長期適合率は64.12%でした。借金への依存度は高く借入金で固定資産を賄っていますが流動比率は高く固定長期適合率は低いので直ぐに資金繰りに困る事はありません。

キャッシュフローマージンは-10.20%、利益構成比率は76.28%でした。効率的にキャッシュフローを稼いではおらず安定的なキャッシュフローは見込めません。

EPSは0.267ペソ、BPSは8.63ペソ、PERは6.61倍、PBRは0.41倍でした。PERとPBRは低く株価は割安です。

経営状態と株価を総合的に見ると、5段階評価 (S, A, B, C,D)はBランクで普通です。

関連記事:
【フィリピン株】VLLの2020年度と2021年第1四半期の決算

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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