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【フィリピン株】URCの2021年上半期の決算

 

 

URCの2021年上半期の決算

・2021年上半期の連結売上高は、前年同期比1.7%増の685億2,900万ペソとなりました。
・売上原価は、前年同期の469億3,600万ペソから10億1,800万ペソ(2.2%)増加して、479億5,400万ペソとなりました。
・売上総利益は205億7,500万ペソで、前年同期の204億7,200万ペソから1億400万ペソ(0.5%)の微増となりました。
・販売費・物流費および一般管理費は、前年同期比1億3,500万ペソ(1.1%)増加し、123億7,000万ペソとなりました。
・以上の結果、営業利益は、2020年上半期の82億3,600万ペソから3,100万ペソ減少し、82億500万ペソとなりました。

・URCの2021年上半期の純利益は85億100万ペソとなり、2020年上半期の59億7500万ペソから25億2600万ペソ(42.3%)増加しました。これは主に、金融費用や為替差損が減少したことや、固定資産の売却によるその他の収益が増加したことによるものです。
・税引前利益(持分法による投資利益、金融費用およびその他の収益(純額)控除後の営業利益)は72億9,900万ペソで、前年同期の74億7,400万ペソから2.3%減少しました。
・2021年上半期の親会社株主に帰属する純利益は、2020年上半期の55億2,800万ペソから25億2,700万ペソ(45.7%)増加し、80億5,500万ペソとなりました。
・2021年上半期のEBITDA(営業利益+減価償却費)は、2020年上半期の119億2,500万ペソを1.0%上回る120億3,900万ペソとなりました。

売上総利益率は、売上原価にどれだけの利益を上乗せしているかがわかる指標です。
売上高営業利益率は、本業でどれだけ稼げるかがわかる指標です。
外国の決算書には経常利益はありません。

売上総利益率 3.00%
売上高営業利益率 5.68%

 

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URCの2021年上半期の財務状況

・2021年6月30日現在の財務負債比率は0.81:1で、快適なレベルにあります。
・総資産は、2021年6月30日時点で1,867億5,800万ペソとなり、2020年12月31日時点の1,761億9,500万ペソを上回りました。
・一株当たりの純資産額は、2020年12月31日時点の41.86ペソから、2021年6月30日時点で44.02ペソに増加しました。

 

URCの2021年上半期の連結キャッシュ・フロー計算書

営業活動によるキャッシュ・フローは会社の本業を示す部分なので、プラスになっているのが望ましいです。
・2021年上半期の営業活動によるキャッシュフローは42億5,925万ペソでした。
・キャッシュ・フローマージンは6.22%でしたのでやや低いです。

投資活動によるキャッシュ・フローは成長に向けて積極的に投資を続けている会社であれば、マイナスとなるのでマイナスになっているのが望ましいです。
・投資活動によるキャッシュ・フローはマイナス69億5,228万ペソで、主に設備投資と物件取得に使用されました。
・減価償却費が38億3,398万ペソ<固定資産の取得による支出 がマイナス83億4,231万ペソとなっているので積極的に投資を行っているといえます。

財務活動によるキャッシュ・フローがプラスの場合は、設備投資などのために借入れを行っています。
財務活動によるキャッシュ・フローがマイナスの場合は、借入金の返済を行っています。
・財務活動によるキャッシュ・フローは5億9,974万ペソでした。

 

URCの2021年上半期の経営状態

自己資本比率は、比率が高いほど、企業が必要な資産を最小限の負債で効率的に調達していることを示しています。業種により比率は違いますが、50%以上は良好です。
流動比率とは、すぐに現金化できる流動資産がどれくらいあるかを示しています。130~150%ほどが通常で100%を切っていたら、危険水域です。
当座比率が100%以上あれば、短期債務返済能力は十分あるものと判断することができます。
負債比率は、負債比率は、企業の資産のうち負債によって賄われているものの割合を示す財務比率です。100%を超えると借金への依存度が高くなります。
固定比率は、自己資本に対する固定資産の割合のことです。100%が基準となり100%を超えると借金で固定資産を調達しています。
固定長期適合率は、数値が低ければ安全性があり、100%を超えると資金繰りが苦しいです。

自己資本比率 55.11%
流動比率 120.27%
当座比率 59.06%
負債比率 81.46%
固定比率 111.85%
固定長期適合率 90.51%

URCの自己資本比率は50%を超えているので良好です。流動比率は、100%を切っていないので危険レベルではありませんが、当座比率は、100%を切っているため短期債務返済能力が十分ではありません。また負債比率は100を切っているので借金への依存度は低いです。固定比率は設備投資などのために借入れを行っているので100を超えていますが、固定長期適合率は100%を切っているので資金繰りに苦しんではいません。2021年上半期の経営状態は良好と言えます。

 

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URCの株価

企業名: Universal Robina Corporation (URC)
セクター: 産業
サブセクター: 食品・飲料・たばこ
時価総額: 2,792億6,730万8,675.60ペソ(2021年8月2日付)
BPS: 46.69ペソ
EPS: 3.86ペソ
PER: 34.97倍
PBR: 2.89倍
ROE: 8.26%
ROA: 4.55%

URCは、1954年にジョン・ゴコンウェイ氏がパッシグにコーンスターチ製造工場であるUniversal Corn Products, Inc.を設立したことに始まります。URCは、消費者向けブランド食品の製造・販売、養豚・養鶏、飼料・動物用医薬品の製造、小麦粉の製粉、砂糖の製粉・精製など、さまざまな食品関連事業を展開しています。

URCの週足チャートは、200週移動平均線がレジスタンスとなって、上値が切り下がり下落をして現在全ての移動平均線を下回っていますが、今週株価が6.55%上昇をしたのでRSIは上を向きました。株価のサポートは126.70ペソ、レジスタンスは149.20ペソです。

 

まとめ

URCの2021年上半期の売上高は前年同期比1.66%増加しておりまた純利益も前年同期比42.27%も増加しています。その結果、自己資本も前年同期比で5.25%増加をしています。また2021年上半期のキャッシュフローも良い結果となっています。自己資本比率は50%を超えており固定比率は100%を超えているものの設備投資に借り入れを行っているので問題はないと見ています。しかしPERは 34.97倍、PBRは2.89倍と現在の株価は割高です。一点気になるとしたらタール火山の噴火やパンデミックが長引き買い控えにより、家計の支出が必需品にシフトしていることから、URCの国内事業の売上高が2020年上半期の313億8,100万ペソから2021年上半期には291億6,700万ペソと7.1%減少しています。8月6日からマニラ首都圏が強化されたコミュニティ隔離措置(ECQ)に再突入する事から出業者数が増加して更にスナック類等の買い控えが起こる事が懸念されます。

 

関連記事:
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