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【フィリピン株】SSIの2021年上半期の決算

SSIの2021年上半期の決算

2021年上半期の売上高は64億ペソで、前年同期比で27.9%の成長となりました。第2四半期だけでも293.4%増の29億ペソとなりました。2021年6月末現在、当社グループの店舗網は、全国に540店舗、総面積は約106,615平方メートルです。第2四半期中、当社グループは16店舗(6,702平方メートル)を閉鎖しました。これは、COVID-19パンデミックの影響から最も早く回復すると予想される場所やブランドに焦点を当てたものです。2021年上半期のeコマース売上高は、前年同期比298%増となりました。

売上総利益は、前年同期比12.2%増の26億ペソとなりました。売上総利益率は前年同期の45.8%に対し、40.3%となりました。第2四半期の売上総利益率は、第1四半期の37.9%から43.2%へと大幅に改善しました。

営業費用は、前年同期比12.2%減の24億ペソとなりました。これは、現在の事業環境において、グループのコスト合理化努力とコスト効率への注力を反映したものです。

販売費・物流費は、前年同期比18.8%減の18億ペソとなりました。この減少は主に、減価償却費が5億1,600万ペソに減少したことや、人件費の減少などを反映しています。

一般管理費は、前年同期比15.3%増の6億880万ペソとなりました。この増加は、減価償却費の増加に関連しており、前年同期に比べて1億6,450万ペソに増加し、保険料と修繕費が840万ペソと1,980万ペソに増加しました。

その他の費用は、前年同期比26.0%増の2億8,120万ペソとなりました。この増加は、主に支払利息が前年同期比で2億6,760万ペソ増加したことによるものです。

法人税等の支払額は、前年同期の1億4,990万ペソに対し、1億1,900万ペソでした。これは、CREATE法に基づく新しい法人税率および最低税率を反映したものです。

純損失は1億7,370万ペソとなり、前年同期の4億7,630万ペソの純損失から63.5%減少しました。経常損失は、店舗閉鎖にともなう評価損や、CREATE法による法人税率の引き下げにともなう繰延税金資産の評価損を除くと、8,870万ペソとなりました。

 

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SSIの2021年上半期の財務状況

2021年6月30日現在の連結資産は、2020年12月31日時点の227億ペソに対し、211億ペソとなりました。                       
2021年6月30日現在の連結流動資産は、2020年12月31日時点の158億ペソに対し、148億ペソとなりました。

2021年6月30日時点の現金は、2020年末の53億ペソに対し、44億ペソとなりました。これは主に、資本支出が2億4,190万円であったこと、利息を含む借入金およびリース債務の支払いが16億2,000万円であったことを反映しています。

2021年6月30日現在、売上債権およびその他の債権は、2020年末の7億1,330万円に対し、11億円となりました。この増加は主に、営業債権が5億8,390万ペソに増加したことによるものです。

2021年6月30日時点の商品在庫は、2020年末時点の92億ペソ、2020年6月末時点の109億ペソに対し、87億ペソとなりました。この減少は、上半期の売上に加え、在庫の購入を調整したことによるものです。

2021年6月30日時点の有形固定資産は、2020年末の45億ペソに対し、40億ペソとなりました。減少の主な要因は、当年度に計上した追加の減価償却費7億4,940万ペソです。

2021年6月30日現在の繰延税金資産は、2020年末の5億9,920万ペソに対し、5億6,910万ペソです。これは、当社グループが保有する控除可能な一時差異、未使用の一時差異の繰越利益に対して認識された税務資産に関するものです。

2021年6月30日時点で、その他の固定資産は1億9,850万ペソに対し、1億7,670万ペソとなりました。

2021年6月30日現在の連結流動負債総額は、2020年末の123億ペソに対し、108億ペソとなりました。

2021年6月30日現在、貿易およびその他の支払債務は、2020年末の21億ペソに対し、17億ペソとなりました。これは主に、買掛金が2億4,590万ペソ減少したことによるものです。

2021年6月30日現在の短期借入金は、2020年末の70億ペソに対し、64億ペソとなりました。この減少は、5億9,500万ペソの短期借入金の純支払によるものです。

2021年6月30日時点での長期借入金は、2020年末の1億1,760万ペソに対し、5,870万ペソとなりました。この減少は、四半期ごとに5億ペソの長期借入金を返済したことによるものです。

2021年6月30日時点の総資本は、2020年末の104億ペソに対し、103億ペソとなりました。これは主に、当社グループが当期純損失1億7,370万ペソを計上したことによるものです。

 

SSIの2021年上半期の連結キャッシュ・フロー計算書

営業活動による連結キャッシュ・フローは、2021年6月30日時点で6億4,660万ペソとなりました。運転資本増減前の営業キャッシュ・フローとして10億ペソの黒字を計上しました。しかしながら、仕入債務の増加、貿易その他の債務および繰延収益の減少により、合計で営業活動から得た現金・預金および現金同等物(純額)は、支払手形および買掛金の増加、支払手形およびその他の債務ならびに繰延収益の減少により、8億3,120万ペソとなりました。営業活動によるキャッシュ・フローは会社の本業を示す部分なので、プラスになっているのが望ましいです。

投資活動による連結キャッシュ・フローは、2億2,880万ペソでした。これは、資本支出が2億4,190万ペソであったことを反映していますが、敷金及びその他の固定資産の純減が1,300万ペソであったことにより相殺されました。投資活動によるキャッシュ・フローは成長に向けて積極的に投資を続けている会社であれば、マイナスとなるのでマイナスになっているのが望ましいです。

財務活動によるキャッシュ・フローは、2021年6月30日時点で13億1,500万ペソとなりました。前年同期の20億ペソのプラスから減少しました。これは主に、利息を含む借入金の返済11億ペソ、PFRS16に基づく利息を含むリース債務の支払い4億7700万ペソによるものです。財務活動によるキャッシュ・フローがプラスの場合は、設備投資などのために借入れを行っています。財務活動によるキャッシュ・フローがマイナスの場合は、借入金の返済を行っています。

 

SSIの2021年上半期の経営状態

売上高総利益率は販売する品物や提供するサービスの利益率のことです。業種によって違いはありますが20%以上を目安としています。
売上高営業利益率とは、売上高に対する営業利益の割合を表す指標です。業種によって違いはありますが10%以上を目安としています。
自己資本利益率 (ROE)は自己資本を活用して利益をどれくらい計上できたかを見る指標です。10%以上を目安としています。
総資産利益率 (ROA)は、資産全体に対して、どれだけの利益が生み出されているのかを計る指標です。5%以上を目安としています。

売上総利益率:   40.38%
売上高営業利益率:   12.74%
ROE:   -1.69%
ROA:   -0.82%

自己資本比率は、比率が高いほど、企業が必要な資産を最小限の負債で効率的に調達していることを示しています。業種により比率は違いますが、30%以上は良好です。
流動比率とは、すぐに現金化できる流動資産がどれくらいあるかを示しています。130~150%ほどが通常で100%を切っていたら、危険水域です。
当座比率が100%以上あれば、短期債務返済能力は十分あるものと判断することができます。
負債比率は、負債比率は、企業の資産のうち負債によって賄われているものの割合を示す財務比率です。100%を超えると借金への依存度が高くなります。
固定比率は、自己資本に対する固定資産の割合のことです。100%が基準となり100%を超えると借金で固定資産を調達しています。
固定長期適合率は、数値が低ければ安全性があり、100%を超えると資金繰りが苦しいです。

自己資本比率:   48.69%
流動比率:   170.07%
当座比率 :  63.38%
負債比率:   105.38%
固定比率 :  61.70%
固定長期適合率:   51.03%

キャッシュフローマージンは、売上がどれくらい効率的にキャッシュフローを稼いでいるかを示す指標で、15%以上を目安としています。
利益構成比率は、営業キャッシュフローにおける利益と減価償却費の割合を見る指標で、低い方が安定的なキャッシュフローを見込めます。目安は50%以下です。

キャッシュフローマージン:   10.05%
利益構成比率:   -29.86%

 

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SSIの株価

企業名: SSI Group, Inc. (SSI)
セクター: サービス
サブセクター: 小売り
時価総額: 37億2,720万1,525.90ペソ(2021年9月16日付)
EPS:   -0.05ペソ
BPS:   3.11ペソ
PER:   -11.4倍
PBR:   0.37倍

SSIは、2007年4月16日に証券取引委員会(SEC)に登録され、確立された国際的なブランドのブランドマネジメントと専門的な小売業を主な事業としています。2014年8月29日、SECは、Casual Clothing Specialists, Inc.から現在の社名に変更すること、および小売会社としての主目的を持株会社に変更することを承認しました。

SSIの週足チャートは、パンデミック以降、レンジ相場が続いており、株価は現在全ての移動平均線を下回っていますがMACDは青い線が赤い線を下から上にクロスしました。株価のサポートは1.05ペソ、レジスタンスは1.88ペソです。

 

まとめ

SSIの2021年上半期の決算内容は、売上総利益率は 40.38%、売上高営業利益率は12.74%でした。両方とも効率よく利益を出しています。ROEは-1.69%、ROAは -0.82%でした。当期純利益がマイナスで赤字だったことによりROEやROAはマイナスとなっています。

自己資本比率は48.69%、流動比率は170.07%、当座比率は63.38%、負債比率は105.38%、固定比率は61.70%、固定長期適合率は51.03%でした。短期債務返済能力は低く借金への依存度はやや高いですが直ぐに資金繰りに困る事はありません。

キャッシュフローマージンは10.05%、利益構成比率は-29.86%でした。効率的にキャッシュフローを稼いでなく、安定的なキャッシュフローは見込めません。

EPSは-0.05ペソ、BPSは3.11ペソ、PERは-11.4倍、PBRは0.37倍でした。当期純利益がマイナスで赤字だったことによりPERはマイナスとなっています。PBRが低く株価は割安です。

経営状態と株価を総合的に見ると、5段階評価 (S, A, B, C, D)はBランクで普通です。

 

ランク

上記まとめの16項目 (各1ポイント)を元にランク付けしました。
過去に自己分析した銘柄も記載しています。

S 非常に良い (13~ )
16.
15.
14.
13.

A良い (10~12)
12.
11. MPI
10. MONDE

B普通 (7~9)
9.
8. PGOLD, CNVRG, VLL
7. JFC, ALI, AC, SSI

C 悪い (4~6)
6. SM
5. AREIT
4.

D 非常に悪い (0~3)
3.
2.
1.
0. CEB

 

関連記事:
【フィリピン株】SSIの2020年度と2021年第1四半期の決算


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