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【フィリピン株】SMCの2020年度と2021年第1四半期の決算

SMCの2020年度の決算


2020年は、下半期に売上と利益率が改善したことにより、全体的な落ち込みが抑えられグループの連結売上高は、前年比29%減の7,257億9,700万ペソおよび営業利益は、前年比38%減の714億7,600万ペソとなりました。

減収の主な原因は、Petron Corporation(Petron)および食品・飲料事業のビール・ノンアルコール飲料(NAB)部門の販売数量の減少 ことによるものです。これは、年初に政府が実施したロックダウンや厳しい検疫規制に加え、世界的な原油価格の変動によりペトロンの1リットル当たりの販売価格が低下したことによるものです。

エネルギー分野の売上高は、Manila Electric Company(Meralco)との電力供給契約の延期およびまた、2019年12月26日に発効した新たな電力供給契約の契約料金が従来の契約に比べて低下したことにより、エネルギー事業の売上が減少しました。

インフラストラクチャー事業では、主に1日当たりの平均稼働時間の減少により、売上高が減少しました。これは主に、年間を通じて様々なレベルの交通規制が実施されたことにより、運営されているすべての有料道路の1日当たりの平均交通量が減少したことによるものです。

売上原価は、30%減の5,764億4,900万ペソとなりました。これは主に電力購入量の減少、石炭および天然ガスの平均価格の低下による発電コストの減少、スアル、イリジャン、サンロケの各発電所の発電量の減少によるエネルギー料金の減少によるものです。また食品・飲料事業のうち、ビールおよびノンアルコール飲料・食品部門の販売数量の減少によるものです。

販売費及び一般管理費は9%減少し、778億7,200万ペソとなりました。パンデミックの影響によりペトロンの外部委託サービスが減少しました。COVID-19の規制により、広告キャンペーンやプロモーションがそれぞれ中止・削減されました。また、販売台数の減少にともない、運賃・トラック代・手数料が減少しました。

2020年通年の連結純利益は、前年同期比55%減の218億7,900万ペソとなりました。下半期の連結純利益は、前年同期比15%増の258億6,700万ペソとなり、上半期の純損失39億8,800万ペソから一転しました。下半期の業績改善は、主に、すべての主要事業からの持続的な業績回復に加え、グループ全体で実施した効果的なコスト削減活動によるものです。

 

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SMCの2020年度の財務状況


2020年12月31日時点の連結総資産は、2019年12月31日に比べてから944億7,300万ペソの5%増加して1兆9,122億700万ペソとなりました。これは主に、棚卸資産が減少したものの、現金及び現金同等物、有形固定資産及びその他の無形固定資産の残高が増加したことによります。

現金・預金および現金同等物が607億5,200万ペソ増加したのは、SMCの19億5,000万ドルの長期社債および優先株式の発行による純収入です。

売上債権およびその他の債権が121億1,900万ペソ減少したのは、主に燃料価格の下落や販売量の減少によ るペトロンの取引先残高の減少によるものです。

棚卸資産が246億4,100万ペソ減少したのは、主にペトロン・フィリピンおよびペトロン・マレーシア の原油および完成品の価格下落と数量減少によるものです。

借入金が288億4,700万ペソ減少したのは、主に、SMCによる借入金の純返済と、食品・飲料事業および パッケージング事業の食品部門における短期借入金から長期借入金への借換によるものです。

未払金及び未払費用が227億8,800万ペソ減少したのは、主に、2020年末時点の原油及び石油製品の価格が2019年に比べて下落したことによる原油及び石油製品の負債の減少、及びペトロンが購入したサービスに対する請負業者及び販売業者に対する未払金の減少によるものです。

 

SMCの2021年第1四半期の決算


2021年第1四半期の連結売上高は、前年同期比6%減の2,011億6,000万ペソとなりました。しかし、2020年第1四半期に記録した15%の減少、また2020年通年での29%の減少からは改善しています。売上原価は18%減少し、1,490億3,200万ペソとなりました。これは主に、ペトロンの販売数量およびリッターあたりのコストが減少したことによるものです。

販売費・一般管理費が5%減少し、199億1,700万ペソとなりましたが、主にペトロンおよびビール・非飲料事業の広告宣伝費、運賃・トラック輸送費および取扱手数料が減少したことによります。

食品・飲料事業の持続的な改善とペトロンの業績回復にともない、原材料費の低減と効果的な取り組みにより、売上高は増加しました。連結営業利益は、食品・飲料事業の持続的な改善とペトロンの黒字化に加え、原材料費の低減やグループ全体での効果的なコスト削減努力により2021 年第 1 四半期の連結営業利益は、前年同期の 117億2,800万ペソから 322億1,100万ペソに大幅に増加しました。

金利・税金・減価償却費・償却費控除前の連結利益(EBITDA)は、ほとんどの事業が大幅に改善したことにより、連結EBITDAは前年同期の269億7,200万ペソから52%増の410億2,100万ペソとなりました。

法人税等が減少したのは、主にCREATE法が、主にエネルギー事業の独立発電事業体の繰延税金 負債に影響を与えたことによるものです。これは主に、独立発電事業者(IPPA)との契約に基づくエネルギー事業体の繰延税金負債に対す るCREATE法の影響によるものです。

連結純利益は、ペトロンと食品部門の好調な回復に加え、安定した業績を反映して、前年比15倍強の171億7,400万ペソとなりました。これは、ペトロンおよび食品部門からの強力な回復と、スピリッツ部門およびエネルギー事業の安定した成長を反映したものです。

 

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SMCの2021年第1四半期の財務状況


2021年3月31日現在の連結総資産は1兆8,966億2,300万ペソで、2020年12月31日に比べ155億8,400万ペソ減少しました。この減少は、主に、現金及び現金同等物、棚卸資産、繰延税金資産の残高が減少したことによるものですが、 投資不動産が増加したことにより相殺されました。

棚卸資産が81億3,100万ペソ減少したのは、主にペトロンの原油および完成品の生産量が減少したことによるものです。

投資不動産が47億800万ペソ増加したのは、主にサンミゲル・プロパティーズが様々な不動産を取得したことによるものです。

繰延税金資産が27億7,500万ペソ減少したのは、主に、繰越欠損金、売上債権および棚卸資産の減損引当金、未実現粗利益および為替差損に対する税率に対する CREATE法の影響です。

長期借入金のうち、1年以内に満期を迎えるもの(債務発行費控除後)が120億4,500万ペソ増加しました。これは主に、SMCが5億1600万ドルの変動利付ローンを流動負債に再分類したことによるものです。

繰延税金負債が29億9,400万ペソ減少したのは、主にCREATE法の影響によるものです。これは主に、IPPA契約に基づいてエネルギー事業の事業体が認識した一時差異の税率に対する CREATE法の影響です。

 

SMCの株価

企業名: San Miguel Corporation (SMC)
セクター: 持株会社
サブセクター: 持株会社
EPS: -1.66ペソ
時価総額: 2,756億7,104万4,950.20ペソ(2021年6月28日付)

SMCは、もともと1890年にフィリピンで一軒のビール工場として設立されました。それ以来、当社は、飲料、食品、パッケージの事業から、燃料・石油、エネルギー、インフラ、不動産の各業界で事業を展開する多角的なコングロマリットへと変貌を遂げました。


SMCの週足チャートは20週移動平均線(緑の線)と50週移動平均線(オレンジの線)の間で推移をしています。上にブレイクアウトするかどうか長目です。株価のサポートは111.10ペソ、レジスタンスは142.90ペソです。

まとめ

SMCは様々な事業を展開している事からパンデミックが業績に大打撃を与えましたが、資産は増加をしています。これは主に、現金及び現金同等物、有形固定資産及びその他の無形固定資産の残高が増加したことによります。また2021年第1四半期の業績は前年同期と比較をすると凄い勢いで伸びています。これは主に、ペトロンおよび食品部門の強力な回復と、スピリッツ部門およびエネルギー事業の安定した成長を反映したものです。SMCはブラカン空港や新Skyway Stage 3など様々なプロジェクトを受け持っているので、政府のインフラ計画が拡大すると共に、SMCの業績も拡大をしていくと見られます。

 


今や英語は世界共通語です。フィリピンでは英語は公用語の1つとして学校で教えています。大半のフィリピン人は英語を話す事ができるので、レアジョブにはフィリピン人講師が多数在籍しています。英語を上達させるには習得したワードやセンテンスを使って話す事が大事です。
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