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【フィリピン株】ACENの2020年度と2021年第1四半期の決算

ACENの2020年度の決算

2020年度の連結純利益は前年同期の5,765万ペソから37億5,381万ペソとなりました。

2020年度の売上高は2019年度の161億1,441万ペソから43億2,504万ペソの27%増加して204億3,945万ペソとなりました。電力販売収入の増加は、主に新規契約による電力供給事業の売上高の増加によるものです。また、新たに取得した事業体の連結やFITの調整により追加の収益を計上しました。

2020年度のコスト・費用は2019年度の160億7,037万ペソから645万ペソの0.4%減少して160億583万ペソとなりました。販売電力量は増加したものの、2020年12月31日までの1年間の販売電力量に対するコストは主に、特に上半期においてWESM価格が前年同期に比べて低下したことにより減少しました。一般管理費は、人事統合関連費用、ACエナジー社へのマネジメント費用、印紙税などにより増加しました。一般管理費が増加したのは、人事統合関連費用、AC Energyへのマネジメントフィー、株式発行にかかる印紙税、立替金および借入、保険金回収前の油流出費用の引当金などによるものです。

2020年度の利息およびその他の金融費用は2019年度のマイナス9億7,603万ペソから9億384万ペソの93%増加してマイナス18億7,987万ペソとなりました。2019年11月から2020年12月にかけて新規の長期・短期借入金を利用したことにより、支払利息及びその他の金融費用が増加しました。また、AC Energyとの資産交換に伴い、グループに連結されるリース契約が追加されたことや、2019年に新規契約が発生したことにより、リース負債の金利負担が増加したことも要因となっています。

2020年度の関連会社およびJVの当期純利益に対する持分は2019年度の2億699万ペソから6億9,153万ペソの334%増加して8億9,851万ペソとなりました。関連会社・合弁会社の持分法による投資利益は、前年同期に比べて増加しました。これは主に、PhilWind Holdings Corporationが資産スワップによりAC Energyから間接持分を譲渡されたことや、PINAIの持分を取得したことにより、PhilWindの利益が貢献したことによるものです。

2020年度のその他の収益は2019年度の7億3,625万ペソから1億7,178万ペソの23%増加して9億803万ペソとなりました。2020年のその他の収益が2019年に比べて増加しているのは、為替差益と、2020年第1四半期にACENが提供した第三者とのサービス契約に基づくアドバイザリーサービス料によるものです。

2020年度の所得税の引当金-流動は2019年度の9,925万ペソから9,842万ペソの99%増加して1億9,767万ペソとなりました。これは主に収益の増加とコストの低下により、2020年12月31日に終了する期間の連結課税所得が増加したためです。

2020年度の繰延税金引当金は2019年度のマイナス2億2088万ペソから5億1,400万ペソの233%増加して2億9,312万ペソとなりました。2020年の繰延税金引当金は、NOLCOに関する繰延税金資産の取崩しにより増加しました。

 

ACENの2020年度の財務状況

2020年度の現金および現金同等物は2019年度の95億9,325万ペソから44億5,777万ペソの46%減少して51億3,547万ペソとなりました。現金・預金および現金同等物の減少は、開発プロジェクトや戦略的買収を含む新規投資のための様々な支出に よるものです。

2020年度のその他の流動資産は2019年度の2億1,282万ペソから2億4,041万ペソの113%増加して4億5,323万ペソとなりました。その他の流動資産が増加したのは、主にSLTECが税金や保険料の前払い、請負業者への前払いを行ったことによるものです。また、ISLASOLおよびSACASOLの買収も当グループのその他の流動資産の増加に貢献しました。

2020年度のプラント、有形固定資産は2019年度の254億3,893万ペソから63億9,901万ペソの25%増加して318億3,794万ペソとなりました。プラント・有形固定資産の増加は、ラグナ州アラミノスのソーラーファームプロジェクトに29億ペソ、ザンバレス州パラウグのソーラーファームプロジェクトに8億9,722万ペソ、リサール州ピリリアの150MWディーゼル火力発電所に2億3,263万ペソなど、グループの一連のプロジェクトで多額の設備投資を行ったことによるものです。

2020年度のその他の非流動資産は2019年度の24億161万ペソから11億6,855万ペソの 49%増加して35億7,016万ペソとなりました。その他の固定資産が増加したのは、FITシステム調整金の非流動部分や、進行中のプロジェクト開発のためのコントラクターへの各種前払い金などによるものです。

2020年度の買掛金およびその他の流動負債は2019年度の41億9,958万ペソから23億3,965万ペソ の56%増加して65億3,923万ペソとなりました。これは主に、工場の予防保全に関連する人件費、有形固定資産やスペアパーツの購入などを含む請負業者への支払 いの増加によるものです。

2020年度のその他の固定負債は2019年度の32億8,990万ペソから16億8,078万ペソの51%減少して16億912万ペソとなりました。これは、AC EnergyとAxia Powerの間で締結された株式売買契約のうち、ACENへの譲渡によりSLTECの追加持分20%を購入するための満期未払金を再分類したためです。

2020年度の資本金は2019年度の75億2,178万ペソから61億8,518万ペソの82%増加して137億696万ペソとなりました。2020年度の資本準備金は2019年度の8,377万ペソから86億879万ペソと10,277%増加して86億9,256万ペソとなりました。資本金および資本準備金は、AC Energyとの株式交換契約にともなう普通株式の発行により増加しました。AC Energyが保有する様々な国内事業体の持分と引き換えに、6,185,182,288株(1株当たり2.37ペソ)相当の普通株式を発行しました。

 

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ACENの2020年度の連結キャッシュ・フロー計算書

2020年の営業活動によるキャッシュフローは2019年の6億343万ペソから532%増加して38億1,415万ペソでした。投資活動に使用した現金は2019年の31億8,834万ペソから550%減少してマイナス143億3,781万ペソでした。財務活動によるキャッシュ・フローは、2019年の47億9,201万ペソから27%減少して61億115万ペソとなりました。

 

ACENの2020年度の経営状態

自己資本比率は、比率が高いほど、企業が必要な資産を最小限の負債で効率的に調達していることを示しています。業種により比率は違いますが、50%以上は良好です。
負債比率は、負債比率は、企業の資産のうち負債によって賄われているものの割合を示す財務比率です。100%を超えると借金への依存度が高くなります。
固定比率は、自己資本に対する固定資産の割合のことです。100%が基準となり100%を超えると借金で固定資産を調達しています。
固定長期適合率は、数値が低ければ安全性があり、100%を超えると資金繰りが苦しいです。

自己資本比率 33.59%
負債比率 197.71%
固定比率 231.42%
固定長期適合率 106.38%

ACENの自己資本比率は30%を超えているのでまずまずですが、負債比率、固定比率共に100を超えており借金への依存度が高いと言えます。固定長期適合率は、100%を超えているので短期借入金への依存度は低いです。2020年度の経営状態はやや普通であると言えます。

 

ACENの2021年第1四半期の決算

2021年第1四半期の連結純利益は前年同期の5億3,958万ペソから8億2,932万ペソとなりました。

2021年第1四半期の売上高は前年同四半期の45億8,587万ペソの25%増加して57億1,318万ペソとなりました。電力販売収入は、主にMeralco PSAのTROに基づき、2020年第1四半期に認識されたMeralcoのレートの低下により、約12億ペソ増加しました。
 
2021年第1四半期のコスト・費用は前年同四半期の38億3090万ペソから26%増加して48億979万ペソとなりました。電力販売コストは、主に電力事業と並行して行われる取引およびその他の営業費用により増加しました。

2021年第1四半期の利息およびその他の金融費用は前年同四半期のマイナス 3億9,635万ペソの1818万ペソから5%増加してマイナス4億1,453万ペソとなりました。利息およびその他の金融費用が増加しているのは、現在保有している長期および短期貸付金の量が期中に比べて増加しているためです。

2021年第1四半期の関連会社およびJVの当期純利益に対する持分は前年同四半期の1億3,959万ペソ 2億6,116万ペソの187%増加して4億74万ペソとなりました。これは主に、前年同期に比べ持分比率が増加したためです。

2021年第1四半期のその他の収益は前年同四半期の1億7,774万ペソから 7,139万ペソの 40%減少して1億635万ペソとなりました。当期のその他の収益には、為替予約からの実現利益4,200万ペソ、電力用バージ船の減損戻入7,200万ペソが含まれていますが、主に為替建てACRI短期貸付金の支払いによる当期の実現為替差損で相殺されています。

2021年第1四半期の所得税の引当金-流動は前年同四半期の7,580万ペソから 6,670万ペソの88%増加して1億4,249万ペソとなりました。これは主に売上高の増加にともなう当年度の連結課税所得の増加によるものです。

2021年第1四半期の繰延税金引当金は前年同四半期の1,709万ペソから2,392万ペソの140%減少してマイナス682万ペソとなりました。これは主にNOLCOや未払費用に関する繰延税金資産の取崩しが含まれています。

 

ACENの2021年第1四半期の財務状況

2021年第1四半期の現金および現金同等物は前年同四半期の51億3,547万ペソから115億7,285万ペソの 225%増加して167億832万ペソとなりました。現金同等物の増加は、主にグループの様々な開発・営業プロジェクトや潜在的な買収の資金調達のために、最近終了したSROおよびArranの第三者割当増資による53.7億ペソおよび118.8億ペソの総収入があったことによるものです。

2021年第1四半期のその他の流動資産は前年同四半期の4億5,323万ペソの4億9,810万ペソの110%増加して9億5,133万ペソとなりました。その他の流動資産が増加したのは、主にSLTECが税金や保険料の前払い、請負業者への前払いを行ったことによります。

2021年第1四半期のプラント、有形固定資産は前年同四半期の318億3,794万ペソから3億2,947万ペソ の1%減少して315億847万ペソとなりました。有形固定資産の増加には、ラグナ州のSolarace1の1億7,500万ペソ、ザンバレス州のGigasol3の1億600万ペソの太陽光発電プロジェクトの資産計上が含まれます。

2021年第1四半期のその他の非流動資産は前年同四半期の35億7,016万ペソから2億8,617万ペソの8%増加して38億5,633万ペソとなりました。その他の固定資産が増加したのは、主に当社グループの様々な開発・運営プロジェクトのための請負業者への前受金が増加したためです。また、固定資産には、FITシステム調整のための未収金も含まれています。

2021年第1四半期の買掛金およびその他の流動負債は前年同四半期の65億3,923万ペソから13億8,225万ペソの21%増加して79億2,148万ペソとなりました。これは主に、開発および営業プロジェクトに関連する請負業者への支払い、有形固定資産およびスペアパーツの購入、水道光熱費および保険料の支払いの増加によるものです。

2021年第1四半期のその他の固定負債は前年同四半期の16億912万ペソから8,379万ペソの5%増加して16億9,291万ペソとなりました。その他の固定負債には、PEMCに対する非貿易債務11億2,000万ペソ、ソーラー事業のリースに関連する資産除去債務1億9,800万ペソが含まれます。

2021年第1四半期の資本金は前年同四半期の137億696万ペソから62億6,758万ペソの 46%増加して199億7,454万ペソとなりました。2021年第1四半期の資本準備金は前年同四半期の86億9,256万ペソから108億9,397万ペソの125%増加して195億8,653万ペソとなりました。

 

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ACENの2021年第1四半期の連結キャッシュ・フロー計算書

2021年第1四半期のの営業活動によるキャッシュフローは前年同四半期の22億6,665万ペソから21%増加して22億3639万ペソでした。投資活動に使用した現金はは前年同四半期のマイナス109億2,541万ペソから548%減少してマイナス2億303万ペソでした。財務活動によるキャッシュ・フローは、は前年同四半期の74億5,605万ペソから44%減少して95億4,028万ペソとなりました。

 

ACENの2021年第1四半期の経営状態

自己資本比率は、比率が高いほど、企業が必要な資産を最小限の負債で効率的に調達していることを示しています。業種により比率は違いますが、50%以上は良好です。
負債比率は、負債比率は、企業の資産のうち負債によって賄われているものの割合を示す財務比率です。100%を超えると借金への依存度が高くなります。
固定比率は、自己資本に対する固定資産の割合のことです。100%が基準となり100%を超えると借金で固定資産を調達しています。
固定長期適合率は、数値が低ければ安全性があり、100%を超えると資金繰りが苦しいです。

自己資本比率 49.59%
負債比率 101.64%
固定比率 133.08%
固定長期適合率 79.14%

ACENの自己資本比率は50%に近いので良好ですが、負債比率、固定比率共に100を超えており借金への依存度が高いと言えます。2020年度と比べると約50%減少しています。固定長期適合率は、100%を切っているので短期借入金への依存度は低いです。2021年第1四半期の経営状態は普通であると言えます。

 

ACENの株価

企業名: AC Energy Corporation (ACEN)
セクター: 産業
サブセクター: 電気・エネルギー・電力・水
時価総額: 3,058億670万5,416.00ペソ(2021年7月22日付)
BPS: 1.89ペソ
EPS: 0.35ペソ
PER: 23.49倍
PBR: 4.35倍
ROE: 18.12%

ACENは、発電および取引、石油・鉱物の探査・開発・生産を行っています。2019年、PHINMAグループが支配権を獲得したことにより、PHINMAグループからAyalaグループに正式に譲渡されました。その後、当社は現在の社名に変更し、2021年1月5日に証券取引委員会の承認を得ました。

ACENの週足チャートは、綺麗なAOTSを描いています。20週移動平均線がトレンドラインとなっています。しかし株価が上昇しているにもかかわらずMACDやRSIが下降しているダイバージェンスが起こっています。このことから下落をする可能性が高いです。株価のサポートは7.53ペソ、レジスタンスは8.97ペソです。

2つの計算方式で適正株価を計算した所、
5.25ペソ、株価が7.50ペソの場合のPBRは2.89倍
5.63ペソ、株価が5.63ペソの場合のPBRは2.98倍
となりました。またACENの現在のPERは23.49倍、PBRは4.35倍であることから割高です。

 

まとめ

ACENの2020年度と2021年度第1四半期の決算は純利益は前年比、前年同四半期と比較をして良好でした。ACENは、ベトナムの5つの風力発電所の共同開発のために4億4500万ドルを投入しました。これは、ベトナムを持続可能な投資に理想的な国と認識しているためです。ACENは、東南アジアで最大の再生可能エネルギー上場企業になろうとしています。ACENの自己資本比率は2020年度より2021年第1四半期の方が高くなっています。一方、負債比率、固定比率は2021年第1四半期は若干比率が高いですが2020年度より減少しているので借金への依存度が若干減少しています。2021年第1四半期の固定長期適合率は、100%を切っているので短期借入金への依存度は低く、直ぐに経営が行き詰まるということはなさそうです。現在のACENの経営状態は普通であると言えます。ACENの株価は現在最高値に近い8.22ペソで割高であることから買いに入る事は推奨しません。

 

 


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